インハンド7話 牙亜羅の感想 ネタばれあり
前回、紐倉と入谷の真実が発覚しました。結局、紐倉は悪い人ではなく、軍のでっち上げだったのですね。ひとまず安心。晴れて内閣官房サイエンス・メディカル対策室のアドバイザーとなった紐倉に、次はどのような依頼がくるのでしょうか。それでは観ていきましょう。
インハンド7話 あらすじ
サイエンス・メディカル対策室のアドバイザーとなった紐倉(山下智久)と助手の高家(濱田岳)は、公園の砂場に落ちている猫の糞の細菌調査を行っていた。そんな時、牧野から娘の美香(吉澤梨里花)が生まれつき免疫に欠陥があるPDA(原発性免疫不全症候群)であるという話を聞かされる。
方法としてはHLAが一致するドナーからの骨髄移植が有効であったが、牧野も適合せず父親も他界してしてドナーはいない。そこで牧野は紐倉に有効な治療の発見を依頼したのだ。意外にも紐倉はそれを了承する。
いつもは断る紐倉だが今回受けた理由。それは牧野が行おうとしていた、あることが引っかかっていたからだ。
紐倉はPIDの研究をするため、元上司の福山(時任三郎)に協力を依頼するが……。
そんな中、牧野の不調、らしくない失敗が重なり、娘の美香も……。
インハンド7話 牙亜羅の感想 ネタばれあり
最初から紐倉の名言が出ましたね。「日常生活からう○こを排除したからこそ、子供達から免疫機能が低下している」とか「現代人は、う○こを大事にしなさすぎだ」とか。名言過ぎる~。
確かに昔はどこの公園にも砂場があって砂遊びをした記憶があります。しかし最近ではどの公園を見ても砂場などない状態で、砂に触れないで育ったお子様もいるようです。
砂場のうんこ(あ、言っちゃった)は昔は全く気にならず、平気で砂遊びをしていましたが、現代は汚いとか細菌がどうとかウイルスとかの話が出ていて、どこを見ても除菌の時代となりましたね。それが色々な病気に繋がっているのかもしれません。
前回の最後に牧野の娘の話が出ましたが、美香は病気を患っていて入院していたのですね。小さいのに、よく病院から電話ができました。偉い!
肝心の旦那さんは橘賢一(永岡卓也)ということですが、交通事故で亡くなっていたのですね。何だか取って付けたような話ですが、将来の研究の為、娘の為に血液や毛髪や爪など様々なものを保存しているとは凄いですね。あの紐倉が凄い人だと言ったので間違いありません。
よく未知のウイルスが出回って不治の病が流行ったとき、その中でも発症しない人達がいるって話がありますが、それに似たことですよね。
一方牧野のほうですが、HLAが一致する確立は23個の受精卵の内、2個って……。11,5分の1ですか。最後まで駄目なら22人目で合うとして、娘も合わせて24人の大家族になってしまいますね。しかもそれでも駄目だとしたら……。
牧野のお腹の痛みに気づいた高家。さすが元医者です。専門外でも病名は知っているのですね。やっと役にたった。
ちょっとしたきっかけから有効かもしれない方法を発見していく紐倉は、本当に天才なのでしょう。と言うより、それを考える作者様のほうが凄いのか。でも今回の話も感動しましたね。
高家のちょっとした発言で、有効なものに気づいた紐倉。笑みを浮かべながら高家の肩を叩き、木を揺らしたところが面白い。天才と言われて少し嬉しかったのかな。
高家の要所要所の面白い発言。良いシーンなのに、「救世主兄弟」とは……。みんなドン引き。
ここで出た~!
「う○こ!!」
最初のくだりはこれにも繋がっていたのかと感心します。糞便移植とは面白い方法ですね。実際にはやりたくないですが、本当に病にかかってしまったらしょうがないです。やりましょう。
美香に「紐倉博士が治してくれたんだよね?」と聞かれ、けっして自分が治したと言わないところが素敵です。私だったら、「そうだよ」と言うか、「俺が治療方法を発見したんだ」と言ってしまいそうですが、紐倉は違います。
そして牧野を「面倒くさい友達」と発言。だんだんと認め合っているようです。最初の紐倉の悪い印象はもう無いですね。と思った矢先、福山の悪い噂があると網野(光石研)から牧野に伝わり、更に紐倉と繋がりがあると言いました。
実際に最後のシーンでは、福山の協力要請に紐倉は「考えておきます」との回答。何を考えている福山!