ミラー・ツインズ8話(最終話) 牙亜羅の感想 ネタばれあり
前回、黒幕の久能一課長(石黒賢)の存在を知り、復讐を果たすために追い詰める勇吾(藤ヶ谷太輔)。一課長の前で娘の詩織(武田梨奈)を殺害しようとしましたが、皆川(高橋克典)の静止により踏みとどまりました。
しかし殺害事件によって警察に追われることになった勇吾は、皆川の助けにより逃げることを決意。勇吾は逃げ切るのでしょうか? それとも圭吾の手によって捕まるのでしょうか? それでは観ていきましょう。
ミラー・ツインズ8話(最終話) あらすじ
母からの手紙により本当の父の存在を知った圭吾(藤ヶ谷太輔)。元より警察の者が勇吾のことを助ける理由が分からなかった圭吾は、これで理由をはっきりさせることに。
父と会い、父になった経緯と20年前の誘拐事件、その後の勇吾との話を聞く圭吾は皆川を問い詰める。そして勇吾と会わせるように言うが、皆川はその場で勇吾に電話をする。
電話がつながり、「全ての罪を償え」と言う圭吾に、勇吾は「お前が捕まえるか俺が逃げ切るか」と告げる。
翌日、海辺に来ていた勇吾と英里。「一緒に行くのはここまでだ」と言う勇吾に英里は「一緒に行く」と言う。皆川に場所を聞いた圭吾は二人のすぐ近くまで迫っていた。
「圭吾がもうすぐ来る」と言う圭吾が取った行動とは……。
ミラー・ツインズ8話(最終話) 牙亜羅の感想 ネタばれあり
いきなり父親だと言われても自分だったら信じられないでしょう。ましてや子供の頃の話であったら……。最初の話に戻りますが、そもそも吉崎(奥野瑛太)殺害するという考えすら思い浮かばなかったと思います。
自分だったら吉崎を殺害できず、ずっとやられっぱなしだったに違いないです。人の生き死にの原理に気づいたのが高学年くらいの頃だったはずですから。
そして皆川が圭吾達の親と出会ったこともそうだし、教会のようなところで勇吾と出会えたのも奇跡としか言いようがないでしょう。偶然がこうまで重なっては、相当の低い確率だと思います。
海辺のシーンはとても良かったですね。皆川の「勇吾の望みは英里の幸せだ」と言うシーンや、ロープで英里がくくりつけられて離れ離れになるシーン。20年間一緒に生きてきた英里の気持ちが現れていて良かったですね。
また圭吾が「勇吾が生きていてくれて本当に良かった」と走りながら言うところですが、本当の気持ちが出て感動のシーンでもありました。その後の船の爆発。
何とも儚い結末になってしまいましたが、勇吾は本当に死んでしまったのでしょうか。
勇吾が死んで事件も一件落着。英里の取調べでの事件への沈黙は勇吾の望みでもあり、事件が凍結するという結果にもなりました。結局、一課長の犯行が明るみになって終わったこの事件。勇吾が願っていた本当の復讐とはいきませんでしたが、これはこれで復讐成功で良いのではないかと思います。今後圭吾と英里の関係はどのようになっていくのでしょう。
最後に「自分の知らない勇吾と英里の知らない勇吾……」と言うくだりがありましたが、それは一緒になろうという意味であったのか、それとも生きているだけで勇吾のいた証は消えないという意味であったのか。ともかく次回のミラー・ツインズseason2も観なくてはいけませんね。
ミラー・ツインズは6月8日からWOWOWで放送されます。テレビ放送の後のwowow放送と言うのは、過去に放送されたMOZUなどと同じ原理ですね。入っていない方は今のうちに入ったほうが良いですよ~。もし入れないならFODプレミアムで視聴することができます。Amazon Payでの登録なら1ヶ月無料でお得です。
次回からのミラー・ツインズseason2も楽しみです。