草食系が肉食系男子を演じて嫌われた
草食系男子とか肉食系男子とか言われることがありますが、草食系男子とは恋愛に積極的ではない男性を指すことで逆に積極的なのが肉食系です。今日は草食系の男子が肉食系男子のように、女性に対してガツガツいったのに嫌われたというパターンを見ていきたいと思います。
草食系で嫌われた
草食系の男性からすると肉食系男子は羨ましい場面があると思います。例えば合コンなどで、どんどん女性にアプローチしたりとか、女性とのデートの時に男性らしくリードしたりとか。羨ましいと思いつつ、草食系の男子は合コンやデートの場面でなかなかそのような行動に移れないと思います。
このままだとダメだと思い、思い切って女性に告白した。その結果、「私、女の人を引っ張っていくような男の人が好きなの」と言ってフラれる。こんな悲しい話はよく聞くことです。次に「これではいけない」と思った草食系男子が肉食系男子を演じた時について見ていきましょう。
草食系男子が肉食系男子を演じて嫌われた
以前フラれたことで一念発起をし、肉食系男子を演じている元草食系男子A君。最近気になっているKちゃんとデートまでこぎつけ、デートプランを立てていざ出陣。
水族館に行き、昼は近くのレストランで食べる。「ここのハンバーグ定食は美味しくて看板メニューなんだよ」と言って店員さんに彼女の分のメニューも頼んであげ、昼からは映画館へ。「俺一度この映画観たかったんだ」と言い、最近テレビコマーシャルやネットニュースなどで有名な恋愛映画を観て、それが終わったらその施設に併設してあるゲームセンターで遊ぶ。
クレーンゲームが得意で「大きな人形を取ってあげたらカッコいいって思ってくれるかも」と思ってお金を入れる。わずか数百円で取れ、それをプレゼントして自分自身大満足。「Kちゃんも喜んでくれていることだろう」とA君は想像しています。
頭の中で考えているプランでは、夕食には焼き肉屋でスタミナを付けて、雰囲気の良いバーに行き、あわよくば二人でホテルに……。と考えていたのですが、横から彼女からの一言。
「今日はもう帰るね」
思ってもみなかった言葉に「え? 帰るの?」という言葉しか出ません。彼女は続けて言います。
「私、控え目な男の人の方が好きなの。いろいろしてくれて嬉しかったけど、ちょっとあなたとは合わないかも」
「えぇぇぇっ!!」
どこが悪かったのでしょう。そのようなことを言われてしまったらどうしたらよいのでしょうか? 次のチャプターで見てみましょう。
肉食系男子と空気読めないは違う
草食系男子がイメージする肉食系男子は、本当の肉食系男子とは感覚がずれていることがあります。例えば、「肉食系男子は女性を強引に引っ張っていき、自分でどんどん決めていくものだ」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
実は肉食系男子もただ強引に引っ張っていっているわけではなく、相手の女性の言動、行動、ちょっとした動作などを見て最適な行動を選んでいるのです。
先ほどのレストランに行った時の例で見てみましょう。男性としてはネットなどの口コミや雑誌でレストランを調べて「美味しい」と言われているお店や星がたくさん付いているお店に行って女性を喜ばせてあげたいことでしょう。中でもお店の看板メニューで大部分の人が満点をあげているメニューなどがあれば、是非とも女性に食べさせてあげたいと思うはずです。
でもこれがお節介。
もしかすると女性はそのメニューが嫌いかもしれませんし、他に気になるメニューがあるかもしれません。言わないだけで以前食べていて自分は美味しくなかったと思っているかもしれません。
では、こんな時はどうすれば良かったのでしょうか。
本当の肉食系男子だと、メニューを女性に渡し「ここのおすすめはハンバーグ定食なんだけど○○ちゃんはどうする?」と聞きます。すると女性側から何らかの答えがあるはずです。「私ハンバーグ苦手だからパスタがいいな」とか「うん、そしてらハンバーグ定食で」などです。
こう言うと「あれ? 結局ハンバーグ定食かい!」って思うかもしれませんが、女性はそれがいいのです。「ちゃんと話を聞いてくれる人」ここが重要なのです。「ハンバーグ定食がお勧めだから、頼んであげる」ではなく、一度女性に確認してから頼んであげる。これが重要です。
恋愛映画にしても勝手に決めたのは最悪です。もしかすると恋愛系が嫌いかもしれませんし、その映画を観たことがあるかもしれません。嫌いな俳優が出ているかもしれませんし、そもそも映画自体嫌いかもしれません。
もし映画を観たいのなら「Kちゃん映画好き?」と聞いて「好き」と聞いてから初めて「○○観に行こうと思うんだけど観たことある?」と聞きましょう。「もう観たよ」と言えば違うのを観れば良いですし、「映画嫌いなんだ」と言えば「そうなんだ~。じゃあ○○にでも行こうか?」と新たなプランを提案します。女性側から何らかの返答があるはずです。
そうするとゲームセンターの人形を取ってあげる時にも応用できますよね。「○○ちゃんは何か好きなキャラとかいるの?」とか聞いて「○○が好き」と言って、もしその人形があったならチャレンジするとか、「この中で好きなのある?」と聞いて「これ」と言ったらチャレンジしてみるとか。
女性は「自分で選ぶのが好き」なのです。例え考えていることと同じことをやるにしても、自分で発言して行動を起こすのが大好きなのです。それを選んでもらった後に「○○ね。じゃあ行こうか」という男性が、本当の意味での肉食系です。まれに強引な行動が好きという女性もいますが、こういった肉食系が女性から好まれます。
「あなたとは合わないかも」と言われたら
先ほどの例で、肉食系を演じていたのに「私、控え目な男の人の方が好きなの」と言われてしまったパターンで考えてみましょう。このように言われてしまった時に返す言葉は一つです。
「えぇぇ? ○○ちゃんは控えめな人が好きだったんだ~。じゃあ失敗だ。実は 僕は本当はこんなに人を引っ張っていくタイプじゃなかったんだ。○○ちゃんが引っ張っていく男が好きだと思って、無理をして頑張ったんだけど、失敗だね」
「そうなの?」と女性が言ったら、すかさず「実は過去に控えめな性格のせいで、女性に嫌われたことがあって、それから強い男を演じようと思ってやり方間違っちゃったみたい。次は素の自分で行くから、もう一度デートしてくれないかな?」と言ってみましょう。
「そうだったんだ。いいよ」と言ってくれれば万々歳です。頑張った姿を見てくれている女性だということ。それでも「嫌よ」と言うなら、それまでの女性ということです。今後女性とデートする時は間違った肉食系を演じないように気を付けながらデートしましょう。
肉食系とガサツな男、空気を読めない男は紙一重ということを頭に入れ、女性とデートしてくださいね。