下町ロケット6話 牙亜羅の感想 ネタばれあり

伊丹、ずいぶん嫌な奴になりましたね。ほんと、池井戸潤さんの作品は悪い人は悪い奴になっちゃうんですね。佃社長もキレちゃって。ダイダロスの重田と組んじゃって……。ヤマタニに行っているし、島津の代わりに入ったという氷室(高橋努)が、また嫌な奴ですね。
無人トラクターは良いですが、私の行っている農家は、国道を挟んで田んぼがあるのです。はたして横断はできるのでしょうか。そういえば、とうとうチームナックスのリーダー森崎が出てきましたね。池井戸作品はチームナックスと芸人が好きですね。まさかの佃社長の友達役で出てくるとは……。しかも学生時代、そんなに仲が良かったのかい! これって後付けですよね?
戸川演じる甲本雅裕は、だいたい変な役か嫌な奴の役で出てきます。今回もキーシンという企業で、野木の研究を奪ったキーマンを担っている役柄です。そして北堀企画のモロ師岡も出てきましたし。
農林協って、実際で言う農協のことですよね? 農家が全部スーパーや個人売買は無理かと思いますが……。検査もしなきゃいけないし、ノウハウや色々なことがFAXで送られてきますし、必ず農協とはつながりを持たなければ農家は立ちいかないでしょう。
佃社長、わざと予定を忘れたふりをして野木を帝国重工に連れて行きましたね。しかもいい具合に利菜に質問し、素晴らしい答えが返りました。自分だったらあんな回答ができるかと聞かれると、難しいところですね。いつの間にか、利菜もそんなに偉くなったんですね。
野木の方がうまくいけば他がダメになる。帝国重工では新規事業、トップが的場になりましたが、その途端佃製作所を切るという暴挙にでました。とてもバカなことをするものです。結局は野木以外、みんな敵という形になり、どうすればいいのかという事態です。
殿村家も法人化を巡り、何やら怪しい雲行きです。農協の人がとても嫌な人で出てましたが、あんな風に農家の人に言うことはないでしょう。逆に農家の親父さんに「バカヤロー! 偉そうなんだよお前!」って怒られるでしょう。
今回、農機具の自動化の話がでましたが、それはもちろん必要です。しかし、それまでの段階、種籾から芽を出したり、種を撒いたり、田植えするまで苗が悪くならないように管理し、温度を上げすぎず下げすぎず、時期によっても適温を変える。
田植えするにもハウスから苗を持っていったり、軽トラに積んだり、その前には苗を入れる棚を軽トラに積んだりと、人の手が必要なことがたくさんあります。そうなったら、やっぱり人型ロボットが欲しいですね。最近では、人手が足りないときは派遣会社に頼んだりもします。しかし高価なので、頼めるのは本当に重要な種まきや田植えの時くらい。あとは家のものが行います。とても大変です。以上、今回の感想と思ったことでした。
今後の予想
こうなっては突破口が見当たりません。まずは無人トラクターを完璧にし発表。後は帝国重工達に潰しあいをしてもらう。その亀裂が入ったところで、的場がミスを犯す。そして伊丹が孤立し、結局佃を頼る形になる。う~ん、予想が難しいです。とりあえず今の段階では、相手のつながりに亀裂が入るのを待つしかなさそうですね。次回の下町ロケットも楽しみです。